市議会12月定例会民主党代表質問
2008/12/14
景気対策・定額給付金・神奈川口連絡道を中心に質問
<はじめに>
12月4日、5日の2日間にわたり各会派の代表質問が行われ、民主党川崎市議団を代表して堀添健議員(高津区選出)が4日に質問に立ち3時間にわたり議論を展開しました。
阿部市長が2年前の選挙で公約として示したマニフェスト「川崎ルネッサンス市政改革プラン」の進捗状況や行政課題として中小企業に対する緊急経済対策・定額給付金・神奈川口連絡道などを中心に、阿部市長をはじめ川崎市執行部に鋭く迫りました。
<行財政改革の断行>
市長は、川崎ルネッサンス市政改革プランの中で、市政改革の3本柱の一つとして第二次行財政改革の断行を掲げており、その中で財政構造の健全化、 職員の削減、新たな人事・給与制度の構築、出資法人改革の推進、指定管理者制度の活用、債権確保策の強化の6点を政策課題としている。
本市市民が十分な市民サービスを受けられる都市経営をしていくためには、持続可能な財政状況を実現する事は必要不可欠であり、この第二次行財政改革の断行は最も重要な政策の一つであると考えます、この政策課題の達成状況を伺います。
市長からは、財政構造の健全化では、単年度ベースで改革目標を71億円上回る581億円の改革効果を上げた、職員の削減は2,178人、新たな人事・給 与制度のの構築、出資法人の統廃合など経営健全化の推進、など「かわさき再生」への歩みを確実に進めてていると答弁がありました。
さらに、「財政構造の健全化」においては平成21年度での収支均衡を目標に掲げています、しかし市長も本議会の提案説明の冒頭で触れられたようにサブプ ライムローンの破綻に端を発した世界的な金融不安や原材料の高騰などにより、市内企業の業績にとって大きな影響が出てくることが予想され、法人の税収も大
きく予想外の減となることが考えられますが、その点も踏まえ平成21年度での収支均衡をどのように達成していくのか財政局長に伺います。
財政局長からは、個人市民税は人口の増加等により堅調だが市税全体としては見込んだ額の確保が懸念される、厳しい状況ではあるが、債権確保策の強化や市 有財産の有効活用などで歳入確保に努めつつ、各局区連携による総合的・横断的な調整を図り収支均衡の達成に取り組んでいくと答弁がありました。
さらに、出資法人の統廃合などの出資法人改革について具体的な取り組み状況・効果・今後の取り組みについて総務局長に伺います。
総務局長からは、7法人の廃止、法人に対する補助金や役員の削減、市派遣職員の引き上げ、情報公開の拡大を実施し、補助金は平成14年では約59億円であったものが平成19年では約21億円となっていると答弁がありました。
<景気対策>
9月までの市内企業倒産件数81件、負債総額は145億円余と前年同月比で50%の増となっています。
川崎市は今日まで行財政改革を進め、平成21年度には減債基金を取り崩さずに収支均衡を図るとしています。従来どおり行財政改革を進めていくのか、それとも景気浮揚対策を優先するのか二者択一を迫りました。
財政局長は予算編成会議の中で、一定の要求基準を設定して景気対策を行うことを明らかにしました。さらに中小企業への金融支援策として保証料の50%補 助と経常安定資金の金利を0.3%引き下げ1.8%としていること。また、不況業種指定についても国に拡大に向けて働きかけを行っていくと答えました。
今、年を越せない企業に対し思い切った融資枠の拡大を市長に求めました。市長はできる限りの努力をすると答えました。
<定額給付金>
国の調査で10年前に実施された地域振興券では、7000億円を投じたものの消費は3割程度で残りは貯蓄に回ったと指摘されています。今回の定額給付金も半分以上は貯蓄に回り、景気浮揚につながらないと推測されます。
そこで所得制限および滞納債権者についてどうするのか市長に見解を質しました。市長は所得制限や滞納状況などの条件を設けず一律に支給したい。滞納債権者についてはこの機会に納入してもらえるように検討したいと答えました。
川崎市には約200億円が配当され市民に給付されますが、経費が1割ほどかかると言われています。疑問が残る制度です。
<神奈川口連絡道>
羽田空港整備には負の歴史があります。1945年、羽田三町の住民1300世帯、3000人が48時間以内の強制撤去命令をうけ移転に応じました。大田区からみれば、他人の土地を自分の利害だけで線引きをしているのではないかというおもいがあります。
そこで11月14日の松原大田区長と阿部市長の会見内容と今後の取り組みについて質しました。市長は羽田空港の歴史的経緯などから連絡道路について賛同 できないという回答を区長からいただいた。しかし、羽田空港の再拡張・国際化の重要性や両岸のまちづくりの必要性については理解が得られたと答えました。
今後、神奈川口連絡道が大田区民にとって大きなメリットになること。例えばモノづくりに従事する皆さんの多くは川崎臨海部の企業に納品しています。旧いすず工場跡地に橋があったらと願っているのは大田区の多数意見です。ようやくスタートラインについたといえます。
<代表質問項目>
1. 『市政改革プラン』と施政運営について
2. 『市政改革プラン』行財政改革の進捗と評価
3. 『市政改革プラン』安全安心・子供の進捗と評価
4. 『市政改革プラン』環境・活力の進捗と評価
5. 『市政改革プラン』市民自治・自治基本の進捗と評価
6. 人口動態と将来人口推計について
7. 地方分権・地域主権について
8. 緊急経済対策について
9. 人材育成と職員体制について
10. 公立病院のあり方について
11. 保育園民営化について
12. 介護保険制度について
13. 神奈川口構想について
14. 南武線対応方針について
15. 指定管理者の選定・管理について
16. 神奈川クリーンセンターについて
17. 定額給付金について
18. 児童虐待対応について
19. 議案:道路占用料の改訂
20. 議案:水江町産業活性化・企業誘致推進事業用地の取得
21. 議案:小杉新駅補正予算について
22. 学校規模適正化について
23. 新型インフルエンザ対策など感染症対策について
24. ペット霊園・火葬場の規制について
25. 三田あすみの丘の廃止、処分に関わる議案について