2008/8/5
<はじめに>
かわさき教育プランは、平成17年3月に本市として、はじめての教育に関する総合計画という位置づけで策定されました。 策定後3年が経過したわけ ですが、この間、教育に関する根本法の「教育基本法」が国で改正され、それを受けて「学校教育法」「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」など教育に
関連する法律の改正も行われました。 さらに、昨年度は全国学力・学習状況調査が実施され、小中学校の新たな学習指導要領が示されるなど、この3年間で教 育をめぐり大きな動きがありました。
かわさき教育プランは平成17年度から26年度の10年間を対象にした長期的な計画ですが、その中で3年間を単位にした重点施策や施策体系を設定し具体的 な取り組みやスケジュールを示していくことにしています。
当初の17年度から19年度の3年間を第1期とし、今年20年度から22年度を対象とするかわさき教育プラン第2期実行計画が策定されました。
今回は、かわさき教育プラン第2期実行計画の概要についてレポートします。
<かわさき教育プランの基本的な考え方>
-プランの目標-
(1)多様化する価値観の中で、子どもと大人が共に生き、一人ひとりがいきいきと輝く学習社会を創造する。
(2)地域の学習のネットワーク化を支援し、地域教育力の向上へつなげる
-プランにおける施策の方向性-
(1)各学校や地域の自主性・自立性を促進する
(2)市民との協働、教員の専門性の向上、専門家の参画を推進する
(3)客観的な現状把握に基づく、効果的で効率的な教育行政を推進する
以上に示されら、プランの基本的な考え方を重視した施策展開を実行計画の中で行っていきます。
<施策体系と新・重点施策について>
施策体系は以下の4点です。
◆幼児・学校教育
◆家庭・地域における教育
◆社会教育・文化・スポーツ
◆教育行政
これらの施策体系から、特に重視する事業を抽出して、以下の6点の重点施策としています。
◇共に生き、共に育つ環境を創り、心を育む
◇地域の中の学校を作る
◇学校の教育力を高め、確かな学力を育成する
◇個性が輝く学校を創る
◇安全・安心で快適な教育環境を創る
◇共に学び、楽しみ、活動する生涯学習社会を創る
こうした、プランの効果的な、かつ着実な実行をしていくために、プランの広報やPDCAのサイクル、スケジュール、進捗管理体制の構築を進めていく としており、もちろん我々市議会としても充分なチェックを行っていきます。
<第2期実行計画の各重点施策の概要>
第2期実行計画における各重点施策の目的、計画年度中に展開する主な取り組みについてご紹介します。
重点施策1:共に生き、共に育つ環境を創り、心を育む
○目的・・・生命の尊さや価値を知り、お互いの存在を尊重できる、こころ豊かな子どもたちを育てることに取 り組みます。
○展開する主な取り組み
・登校支援チームの整備
・総合的なこども支援の推進
・ゆうゆう広場の整備
・特別支援教育サポータの充実
・個別の教育支援計画の普及
重点施策2:地域の中の学校を作る
○目的・・・地域の中の学校づくりを目指して、地域との連携を進めるとともに、学校の抱える問題に対して、 きめ細やかに対応する仕組みづくりに取り組みます。
○展開する主な取り組み
・行政区における教育体制の整備・推進
・地域を主体とした学校施設の管理及び有効活用の推進
・キャリア教育の推進
・総合型地域スポーツクラブの育成
重点施策3:学校の教育力を高め、確かな学力を育成する
○目的・・・教職員が自らの力を伸ばして学校の教育力を高めることなどにより、子どもたちが「確かな学力」 を身に付けられるよう取り組みます。
○展開する主な取り組み
・教育改革推進体制の整備
・教育活動サポータの充実
・小学校等での外国語活動(英語活動)の充実
・教職員の人材育成の充実
重点施策4:個性が輝く学校を創る
○目的・・・各学校がそれぞれの特性を活かし、地域に開かれた魅力ある学校づくりに取り組みます。
○展開する主な取り組み
・川崎高校の再編整備
・コミュニティー・スクールの推進
・学校評価の推進
重点施策5:安全・安心で快適な教育環境を創る
○目的・・・安全・安心で快適な環境の中で学ぶことのできる、安全性や機能性の高い学校づくりに取り組みま す。
○展開する主な取り組み
・小中学校普通教室の冷房化
・学校トイレの環境整備
・校舎の耐震性の確保
・AEDの整備
重点施策6:共に学び、楽しみ、活動する生涯学習社会を創る
○目的・・・個性豊かで活力に満ちた市民全体の生涯学習社会づくりに取り組みます。
○展開する主な取り組み
・新中原市民館の整備
・有馬・野川生涯学習支援施設の整備
・シニア世代の能力の活用
・大規模スポーツイベントの開催
はるひ野小学校のフロアに置かれている英語学習用資料