神奈川口先行整備について-羽田空港国際化に向けて-

2008/8/8

 

<はじめに>

 

最近、羽田空港を利用された方、離着陸するときに上から見下ろすと空港の沖に着々と建造が進む滑走路が見れたのではないでしょうか? 麻生区は臨海 部から一番遠いところにある関係でなかなか臨海部の話題に触れがたいところがありますが、新百合ヶ丘駅からは羽田への直行バスも出ていますし、今回は羽田 空港の話題をとりあげさせていただきます。

2年後の平成22年10月、この拡張工事が完成し、これまで年30万回だった発着便が40万回に増便されます。これによって、近距離アジアビジネス路線としてソウル、上海さらに北京、台北、香港まで就航を予定しています。
こうした羽田空港の国際化を見すえた、神奈川県の玄関口となる「神奈川口」構想に関し、7月11日開催された市議会まちづくり委員会に予定地である殿町3 丁目地区(旧いすず工場跡地、36・8ha)の整備方針案が提案されました。方針案では中心部約10haを先行的に道路などの基盤整備を行い、平成20年 4月をメドにしたいとしています。

 

<羽田空港の再拡張・国際化>

羽田空港再拡張事業は、既に限界となっている発着容量の解消を図るため、現空港の沖合いに4本目の滑走路(2500m)を新設するとともに、国際線ターミ ナルなどの「国際線地区」を整備しようとするものです。再拡張後は、羽田空港を有効活用する観点から、国際定期便の就航が図られます。

 

 現在、国において、平成22(2010)年10月末の供用開始を目指し、準備が進められています。

 

<神奈川口連絡橋との関連は>

 

羽田空港の再拡張工事完了は平成22年10月を予定しています。しかし、連絡橋は上流・中流・下流の三案が示されていますが、形状と工期は決まって いません。この付近には絶滅危惧種のアサクサノリの生息地として橋が架かると自然が破壊されるという自然保護団体の指摘もありトンネルか橋か未だ決まって いません。完成まで5年はかかるといわれ、平成22年には今のところ間に合いません。
こうした中、本年2月の川崎市議会本会議で民主党市議団は代表質問の中で連絡橋(道)にとらわれることなく、重粒子線のがん治療センターなど高度知識集約ゾーンを早急に整備すべきと提案しました。
今回の方針案はまさに我々が提案した方向性であり、伊藤ひさしも川崎の発展に向けて、是非応援したいと考えます。

 

<先行整備方針案>

 

この地区は、都市再生機構(UR、横浜市)が上流部18・6haを所有し、資材置き場などに暫定で賃貸しています。
ヨドバシカメラ(東京都新宿区)が下流部18.・2haを所有し、河口側約8haを同社の物流施設として利用。残りは暫定的に貸しています。
土地の賃貸はいずれも10年1月から3月に終了します。市はその直後から、先行エリアの整備を進める計画で、整備方針案は、そのスケジュールを示す狙いもあります。
整備方針案では、臨海部の活性化や多摩川の環境と調和したまちづくりなどを目標として掲げ、土地利用の大枠として上流部エリアは「研究開発・業務・賑わいゾーン」、下流部エリアは「隣空関連・産業支援ゾーン」と位置付けています。
道路など基盤施設の整備の方針も示しています。
羽田空港国際化を見据えて、一日も早い整備が望まれています。

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