川崎市の子育て支援策-保育緊急5ヵ年計画-

2008/6/6

 

川崎市保育所待機児583人に増加
- 川崎市、増設前倒しを検討 -


<はじめに>


5月28日市議会市民委員会が開かれ、席上川崎市保育所入所状況(4月1日現在)の報告がありました。
報告では、保育所の新設で定員数は昨年度より535人分増えたものの入所希望者も約600人増となり、待機児童数は583人で昨年度より118人増えました。
川崎市は委員会の中で地域ごとにきめ細かく需要を把握し保育緊急5か年計画の前倒しを検討することを明らかにしました。

 

<保育緊急5か年計画とは>

 

近年、特に大都市圏において、認可保育所の利用を希望しながらも入所ができない、いわゆる「待機児童」の問題が深刻な課題となっています。このことは川崎市においても例外ではなく、平成19年4月時点で465人の待機児童が生じてしまいました。
こうした状況を受け、川崎市は、平成19年7月に「保育緊急5ヶ年計画」を策定・公表しました。川崎市内では、この間大規模マンションが相次いで建設され、子育て世帯の数が増加をしてきており、保育サービスの利用ニーズが増加をしてきています。
「保育緊急5か年計画」では、川崎市の今後の人口推計や女性の就労形態の多様化も考慮した上で、平成24年度当初までに約2600人の保育受け入れ枠を拡大することになりました。

 

具体的には、
  (1)認可保育所の新設等に加え、新規事業として
  (2)小規模認可保育所の整備
  (3)かわさき保育室の整備、
  (4)商店街店舗活用保育施設の整備、
  (5)企業内保育施設への助成、
  (6)マンション内居住者用保育施設への助成や、
  (7)家庭保育福祉員(自宅で児童を預かる、


いわゆる「保育ママ」)の受け入れ枠の拡大などの施策を行うこととしています。
川崎市は、計画の公表後に平成19年度の補正予算を組んで事業に着手しました。

 

<今後の取り組み>

 

平成20年4月までに14か所の認可保育園を整備し、保育所定数は535人増えたものの、保育所の利用申請者が増え続けているため、残念ながら平成 20年4月においても待機児童の数は減少しませんでしたが、平成20年度は、市内の12か所(新設6か所、改築2か所、増築3か所)において認可保育所の 定員増を図ることとしており、平成21年4月までには認可保育所で745人の定員増を行います。また、「商店街店舗活用保育施設」、「企業内保育施設」、 「マンション内居住者用保育施設」などで50人の受け入れ枠の拡大も行い、合計では約800人の保育受け入れ枠を拡大して行く予定です。
「保育緊急5か年計画」の前倒しが求められています。

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